ある女性の話 3
「異常な子が生まれるんじゃないか、わたしはお産で死ぬんじゃないか、と恐れていたんです。
生き延びたとしても、どうすることもできないと確信しました。
あとになって、妊娠するとホルモンに変化が起きると知りました。
たぶん、パニックに陥ったのはそのせいでしょうけど、よくわかりません。
中絶することしか考えられませんでした。
妊娠したことやパニックに陥っていることを電話で夫に話せない気がしました。
わたしが会っていた精神科医はなんの助けにもなりませんでした。
それはあなたが決めることだといったんです。
結局、中絶しましたが、重い体を引きずって病院を出たときから後悔しました。
ひどく落ち込んで、何もできなくなりました。
それ以来ずっと自分を責めています。」